肩の痛みcase19.2

 

今日は、肩の症状で一見五十肩のような症状が、筋肉のアンバランスで起こっていたというケースです。この方(60代女性)は、最近左肩を上げる時に調子が悪いということで来院されました。

 

 

筋肉のアンバランスによって肩が上がりづらくなる!?

 

初めに肩の動きをチェックしていくと、確かに肩を外から上げていって、90度くらいで痛みがありその後、120度ぐらいから動きが固くて上がらなくなっていました。肩関節の動きをチェックしましたが、そこまでは悪くありません。そこで、次に肩に関わる筋肉を一通りチェックしていきます。そうしたところ、肩を外側に回旋する(捻っていく)筋肉に筋力低下がみられ、逆に内側に回旋する(捻っていく)筋肉は過緊張を起こしていたのです。この内側に捻る筋肉は、脇の下から肩甲骨の裏側までついているので、ここの筋肉が短くタイトになると肩は上がりづらくなりますね。

 

治療では、まず筋力低下を起こしている肩の外旋筋肉(外に捻る)に対して筋繊維が硬くなっている部分を全て取り除くようにし、筋肉がしっかり機能するよう筋繊維に対してアプローチしました。その後今度は逆の過緊張を起こしている肩の内旋筋肉(内に捻る)に対して、押圧しながら筋肉を縮めたり、ストレッチしたりしながら緊張を緩めていきました。たったこれだけの治療ですが、この治療の後は大分肩の可動域が増え、ほぼ右側と同じぐらいになりました。

その後、肩甲骨周りの筋肉や背骨の関節もしっかりと治療をして終了です。

 

治療後は、ご本人も楽になったと喜んで頂いたので、本当に良かったです^^。

 

 

今日のpoint

今回の肩の上げづらさの原因は、「筋肉のアンバランス(肩の回旋筋肉)により、肩の動きに違和感や制限が生じたため」でした〜。

一見五十肩のような症状ですが、こういった簡単な筋肉のアンバランスでもこういった肩の上げづらさというのは起こってきます。普段の姿勢や良くする動作(ある筋肉だけの緊張を作る)、そしてあまり肩を上げないなどからでも起こり得るので、思い当たる原因はなくてもいつのまにか肩が上げづらいといったこともあります。

肩の問題にもカイロプラクターは精通しています。肩の症状にお困りの方は、是非一度ご相談くださいね^^。

 

K.K.

 

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カイロプラクティックは、薬は使わず手だけで身体の治療をするアメリカ生まれのヘル
スケアです。
みなさんに知られているような筋肉骨格系の治療はもちろん、カイロの中の一つの学問
アプライドキネシオロジーでは、自律神経や内臓、ホルモン、神経、栄養のアンバラン
スをチェックし、それに対する治療を行うことができます。
アメリカではまさしくプライマリーケアとして認められ、準医師として統合医療の一翼
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